『今日から腸活』ディリーコラムvol.229 食間・食前・食後？正しい薬の飲み方を薬剤師が解説
2025.12.05
みなさんは、薬やサプリメントなどの正しい飲み方やタイミングを知っていますか？
薬を飲むタイミングは、薬の効き方や副作用の出方と深い関係があります。。
そこで今回は、薬剤師の視点で「薬の正しい飲み方」を解説します
それぞれのタイミング
薬を飲むときは、指示通りに以下のタイミングで服用しましょう。
・食前：食事の約30分前
・食後：食後30分以内
・食間：食事と食事の間で食後2時間ほど経過し、胃のなかが空になった頃
薬によっては、食後すぐに飲むと吸収が妨げられて効果が出にくいことがあります。
逆に、空腹時に飲むと胃が荒れるものもあります。
薬は自己判断ではなく、医師や薬剤師の指示に従い、正しいタイミングで決められた量を飲みましょう。
胃に優しい薬の飲み方
薬のなかには、胃腸に刺激を与えるものが少なくはありません。
とくに、頭痛や発熱、生理痛の際に服用する人が多い鎮痛剤は、空腹時に飲むと胃もたれやムカつきといった異なる不調の原因になることがあります。
そんなときは「薬を飲む」だけではなく「コップ1杯の水で飲む」ことを意識しましょう。
薬を飲むときの水分が少ないと、薬の成分によって喉や胃腸が炎症を起こすリスクが高くなります。
薬を飲み込むだけなら1口分の水でも十分ですが、水分不足に注意してくださいね。
薬の服用に自己判断は厳禁！
薬は「飲み方」「飲むタイミング」によって効果や副作用が大きく変わるものです。
ドラッグストアやオンラインで手軽に買えるものですが、取り扱いには注意が必要。
胃腸を労わるためにも、食前・食後・食間の意味を正しく理解し、医師や薬剤師の指示を守って服用してくださいね。
＜監修者プロフィール＞
中田 早苗（なかだ さなえ）
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁！
【今日から腸活】
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