スーパーに行けば、一年中トマトやナスが並ぶ現代。便利な都会の生活の中で、私たちはいつの間にか「季節の移ろい」や「命の源である食」への感度を失っていないでしょうか。
都心から車を走らせてわずか2時間。八ヶ岳の雄大な自然に抱かれた「Agriturismo YUTAKA」は、そんな日常に心地よい刺激を与えてくれる場所です。単に泊まるだけの場所ではない、オーナーの馬場ご夫妻が提案する「新しい旅の形」——イタリアの知恵と日本の風土が交差する、唯一無二の滞在をレポートします 。
「アグリツーリズモ」という思想。
日本で体験するイタリア流の休日

「ユタカ」が掲げるのは、イタリア語で農業(Agricoltura)と観光(Turismo)を組み合わせた「アグリツーリズモ」という概念 。かつて馬場ご夫妻がイタリアの旅で出会い、感銘を受けたのは、地元住民の家に泊まり、共に料理を作り、食卓を囲むというディープな体験でした 。
その町のワイナリーやチーズ工房を知り、その土地そのものと繋がる。そんな感動を日本で実現したいという想いが、この宿の原点です 。観光地をせわしなく巡るのではなく、その場所でしかできない体験を通じて「真の豊かさ」に触れる——ここは、自分を取り戻すための聖域なのです 。
食と農は切り離せない。
五感で味わう「八ヶ岳の旬」

「豊かさと食は切り離せず、食と農も切り離せません」と語るご夫妻 。ユタカでの滞在は、土に触れ、作物が育つ空気を感じることから始まります 。
都会のスーパーでは当たり前だった「いつでも買える野菜」が、実は当たり前ではないこと。水や空気、土と関わりながら育つ命の輝き 。収穫体験を通じて、無邪気に笑うパートナーや子供の新しい一面に気づく瞬間、心の中に「豊かさ」という波紋が広がります 。無理に生き方を変える必要はありません。帰り道にふと「あの野菜はこんな風に育っていたな」と思い出す。そんな小さくて大切な刺激が、ここには溢れています 。
働く女性にこそ必要な「何もしない」贅沢と、繋がる喜び
都会で働く女性にとって、従来のコテージ泊は「結局、料理や片付けに追われて休めない」という悩みがありました 。しかし、ユタカでは馬場ご夫妻が心を込めた料理を振る舞い、後片付けもすべてお任せ 。
解放された時間で、友人や家族と焚き火を囲み、地元産のワインを片手に語り明かす 。リビングにはあえてテレビを置かず、デジタルデトックスを提案しています 。 また、お子様をのびのびと遊ばせながら、三世代で還暦のお祝いをするなど、プライベートな空間だからこそ叶う濃密な時間は、一生の宝物になるはずです 。
未来を耕す、新しいライフスタイルの提案
今、移住地として大きな注目を集める北杜市。ユタカでは、自身も移住者である馬場ご夫妻が、ゲストの「知りたいこと」や「理想の暮らし」に寄り添いながら、等身大の経験をお話しする時間を大切にしています。
「ここは田舎すぎない。都心の価値観を理解しつつ、農業やアクティビティを楽しむ人々がいる」。そんな馬場ご夫妻の暮らしに触れる「暮らしが見える移住体験ツアー付きプラン」も、いよいよ予約受付をスタートしました。ここでの対話を通じて、これからの自分の生き方に新しい選択肢が見えてくるかもしれません。

