排卵期の風邪っぽさの正体は?喉のイガイガや微熱の原因と、今日からできるセルフケア

2026.05.22

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排卵期になると、喉のイガイガや微熱、なんとなくからだがだるいといった「風邪のような不調」を感じることはありませんか?

この症状、じつは女性ホルモンの変化が関係している可能性があります。
本記事では、排卵期に風邪っぽくなる理由をお伝えするとともに、風邪との見分け方や対処法を紹介します。

「これって大丈夫?」という不安を解消し、自分のからだとうまく付き合うヒントを見つけましょう。

1.排卵期に風邪っぽさを感じる理由

排卵期はホルモンバランスが大きく変化するタイミングで、体調にさまざまな変化があらわれやすくなります。
では、具体的にどのような理由で風邪っぽさを感じやすいのでしょうか?

1-1.ホルモンバランスの乱れで免疫力が低下しやすい

排卵期には、エストロゲン(卵胞ホルモン)からプロゲステロン(黄体ホルモン)へとホルモンの主役が切り替わります。
プロゲステロンは免疫反応を抑える働きがあるため、排卵後は免疫機能が一時的に低下しやすいと考えられます。

また、ホルモンの変動によって唾液の分泌量が減ることも。
その影響で喉の粘膜が乾燥しやすくなり、イガイガ感や軽い痛みを感じやすくなるかもしれません。
これが、風邪のひき始めと勘違いされる原因のひとつです。

1-2.排卵日を境に体温が高くなる

排卵後はプロゲステロンの作用により基礎体温が0.3〜0.6℃程度上昇するといわれており、人によっては微熱があると感じることもあります。

さらに、体温が上がることで代謝が活発になりエネルギーを多く消費するため、倦怠感や眠気が生じやすくなります。
これにより「なんとなくからだがだるい」「風邪っぽい」と感じやすくなるのです。

2.風邪との見分けかたと受診の目安

排卵期の不調と風邪は症状が似ています。
そのため、自分の状態を客観的に把握して見分けることが大切です。

2-1.風邪との見分けかたチェック

以下の項目に当てはまるか確認してみましょう。

  • 毎月同じ時期(排卵前後)に症状が出る
  • 発熱は37℃前後で高熱にならない
  • 気分の不安定さなどPMSの症状と同じタイミングで症状が出る
  • 数日で自然に軽快する

これらに多く当てはまる場合は、風邪ではなくホルモンの変化が原因の可能性があります。

2-2.病院へ行くべき受診の目安

一方で、以下のような場合は感染症など別の原因が隠れている可能性もあるため、医療機関の受診を検討しましょう。

  • ・喉の痛み以外に発熱や咳、痰などの症状がある
  • ・上記の症状が悪化して長引く
  • ・自然に回復しない、医薬品が必要になる

3.排卵期の不調を和らげるセルフケア

排卵期の不調は日々の生活習慣を整えることで軽減できる場合があるため、無理なく続けられるケアを取り入れてみましょう。

3-1.症状日誌で自分のリズムを把握する

まず取り入れたいのが「症状日誌」です。
基礎体温とともに、喉の違和感やだるさなどの症状を記録することで、自分の体調の変化と排卵周期の関係が見えてきます。

自分のリズムがわかれば、「この時期は無理しない」といった対策が立てやすくなりますよ。

3-2.玄米+野菜の食事を意識する

食事面では、血糖値を安定させ、体調の波を緩やかにすることがポイントです。
具体的には以下のような工夫がおすすめです。

  • 🌿食物繊維の多い野菜(根菜、葉物など)やビタミンB群(レバー、魚など)を摂取する
  • 🌿白米を玄米に置き換える(玄米は白米に比べて食物繊維やビタミンB群などの栄養素が豊富)
  • 🌿魚・大豆・鶏肉など、たんぱく質やカルシウムを取り入れる

これらはホルモンバランスを整える土台となり、体調のゆらぎを軽減する助けになります。
また、喉の乾燥対策として水分補給も忘れずに行いましょう。

3-3.自分に合った漢方薬で整える

排卵期の不調には、今回ご紹介した方法に加えて漢方薬で自分を労わってあげるのもおすすめです。
漢方薬は、からだの内側から心とからだのバランスを整えていきます。飲むだけなので忙しい毎日でも無理なく取り入れやすいですよ。
対策としては、下記のような働きのある漢方薬が用いられます。

  • ・ホルモンバランスの乱れを整える
  • ・血流をよくする
  • ・胃腸機能を回復する

<おすすめの漢方薬>

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った血の塊を取り去り下半身の血流をよくすることで、婦人科系の不調に働きかけます。生理痛や更年期障害、冷えのぼせ、肩こり、頭重、にきび、うちみなどに幅広く用いられます。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きを助け、消化・吸収を改善することで気力を充実させます。食欲不振、疲労倦怠感、風邪、ねあせなどに用いられます。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶのが重要です。どのように選べばいいか悩むときは、「あんしん漢方」のようなオンラインサービスを利用してみましょう。
「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。お手頃価格でお財布にもやさしいので、しっかり続けやすいのも魅力です。

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4.「なんとなく不調」と上手に付き合うために

排卵期の風邪のような症状は、女性ホルモンの変化による自然なからだの反応である可能性があります。
原因を知り、自分のリズムを把握することで、不安を減らし適切に対処しやすくなりますよ。
セルフケアを取り入れながら、自分のからだと上手に付き合っていきましょう。


<この記事の監修者>

横倉恒雄(よこくらつねお)医師
婦人科・内科・心療内科医

医学博士/医師。横倉クリニック・健康外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がない不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書に『脳疲労に克つ』『心と体が軽くなる本物のダイエット』『今朝の院長の独り言』等がある。クリニックで行っている『しなやか更年期サロン』はオンライン参加もあり、外来では時間がなく聞けない質問等もゆっくり教えてもらえると好評。

<漢方監修>

木村 英子(きむらえいこ)
あんしん漢方薬剤師

北里大学薬学部・東京大学大学院医学系研究科卒。臨床検査技師。
厚生労働省検疫所・病院にて公衆衛生・感染症現場を経て、インドアーユルヴェーダの権威ミーナクシ・アフジャ博士に師事。
対症療法ではなく体質を根本改善することの重要さを痛感し、西洋医学をベースに東洋医学からのアプローチを取り入れ、アロマやハーブを活用した情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方公式ホームページ

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