朝、窓を開けた瞬間に流れ込んでくる、那須高原の清冽な空気と鳥たちのさえずり。都会のスピード感に追われ、知らず知らずのうちに強張っていた肩の力が、豊かな緑の洗礼によってふっと抜けていくのを感じます。
日光国立公園の豊かな大自然に抱かれ、多くの旅人に愛され続けてきた「ホテルラフォーレ那須」は、今年で開業36年目を迎える気品あるリゾートホテルです。この地が長年守り続けてきた手つかずの自然と、そこに息づく調和の精神が実を結び、このたび日本発のESG認証「Sakura Quality An ESG Practice」において、栃木県初となる「4御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」を取得されました。
それは、単なる贅沢な滞在を超えて、私たちが本来あるべき健やかな優しさを取り戻すためのリトリート。泉質の異なる名湯や地産地消の食、そしてここでしか出逢えない温かい眼差しに包まれる、心潤う1泊2日の旅へご案内します。
非日常の静寂が、乾いた心を満たしていく

一歩敷地内に足を踏み目を向けると、そこは日本固有の美しい樹木や草花が丁寧に整えられた、圧倒的な非日常の空間が広がっています。日々の喧騒から完全に切り離されたこの静寂のなかで、私たちはただ身を委ねるだけで、五感がゆっくりとひらかれていくのを感じるはずです。
ホテルの大きな自慢であり、訪れる人の心身を芯から癒やしてくれるのが、那須の名湯。一日の終わりに、温泉大浴場を満たす柔らかな乳白色の湯に身を浸せば、日々のタスクで硬くなっていた心の輪郭が、驚くほどまろやかにほどけていきます。
湯上がりの心地よい余韻のままに向かうディナーでは、那須の豊かな風土が育んだ「地産地消」のお料理がテーブルを彩ります。ホテルの見据える未来は、この地の農業、工業、商業といった地域全体の魅力を、ゲストとともに育み、発展させていくという「地域共創」の美学。一皿のなかに息づく、地域の生産者たちの想いや土地の滋味を深く味わう体験は、私たちの身体だけでなく、心までをも瑞々しく満たしてくれるのです。
支配人・白川様が紡ぐ、「ひとつの家族」のような温もり

ホテルラフォーレ那須が、これほどまでに長く、そして幅広いゲストに愛され続けている理由は、設備の素晴らしさだけではありません。そこには、スタッフの皆様の間に大切に語り継がれている、おもてなしの美しい原風景があります。
「小さなお子様やご年配の方など、ご家族でいらっしゃるお客様を見つめていると、どうしても自分の家族のように思えてしまうんです」
そう穏やかに微笑むのは、ホテルの支配人を務める白川様。白川様をはじめとするスタッフの皆様は、ゲストを決して“一過性の観光客”としてではなく、大切な家族を家に迎え入れるかのような、どこまでもフレンドリーで温かい眼差しで接してくれます。その心の距離の近さに、最初は少し緊張していた小さなお子様も、いつの間にか自然と笑顔で会話を交わすようになるのだと言います。
従業員とお客様という垣根を越えて、ふとした瞬間に生まれる、まるで本物の家族のような温かい交流。分刻みの日常のなかで、私たちがどこかに置き忘れてきてしまった「人と人との純粋な結びつき」が、このホテルには確かに息づいています。その温もりに触れたとき、都会で張り詰めていた心が、じんわりと温かい涙のように解きほぐされていくのを感じるはずです。
多彩なゲストに寄り添う、懐の深い空間設計

誰もが自分のリズムで、心地よい余白を愉しめるよう、ホテルには多様なニーズに応えるための細やかな工夫が凝らされています。
たとえば、心置きなくリフレッシュしたい観光目的のゲストには、自然豊かな敷地と温泉、極上の食が五感を潤してくれます。一方で、豊かな自然環境のなかで思考をクリアにしたいビジネスゲストには、圧倒的な静寂性と、最新のWi-Fi環境を整えた機能的な会議室が用意されています。
さらに、大切な家族の一員である愛犬とともに旅をしたいという願いも、ここでは優しく叶えられます。愛犬同伴のお客様のために特別に用意された「ドッグコテージ」は、2棟16部屋もの広々とした専用スペース。周囲に気兼ねすることなく、愛犬の弾む息遣いを感じながら、高原の休日を心ゆくまで満喫することができるのです。
未来へつなぐ、優しさの物語

栃木県初の「4御衣黄桜」という栄誉あるESG認証への挑戦。それは、これまでホテルを支えてきた先達たちの持続可能な努力の足跡を、未来へと正しく証明するための決意でもありました。
「那須は本当に自然豊かな素晴らしい地域だからこそ、社会や文化、地域経済、あるいは働く人々の人権をも尊重しながら、すべての人に衛生や安全、そして自然へのマナーを伝えていける場所でありたい」
その言葉通り、ホテルでは外国籍の従業員の方々も共に手を取り合い、それぞれの地域の文化を互いに学び、尊重し合う豊かな土壌が育まれています。訪れるゲストの満足度を高めるだけでなく、日光国立公園の美しい遺産と自然を次世代へと繋いでいくために。ホテルラフォーレ那須は、持続可能な観光の未来を築く旗手として、今も静かに、けれど力強く歩みを進めています。
【結び】
ホテルラフォーレ那須での滞在を終えて日常に戻るとき、あなたの心には、目に見えない優しい「お守り」が灯っているはずです。
自然の中で深く呼吸をすること、温かい湯に守られて心身をゆるめること、そして、誰かの温かい眼差しに触れて自分を慈しむこと。支配人の白川様が大切にされている「家族の温もり」に包まれたこの場所は、単なる旅の思い出として消費されるのではなく、明日からの毎日をもう少しだけ優しく、自分の歩幅で生きていくための大いなる活力となっていくでしょう。
無理をせず、大切な人との絆をもう一度見つめ直す。そんな美しいリトリートの始まりを、那須の深い森の隠れ家で迎えてみませんか。
■ 施設情報
施設名: ホテルラフォーレ那須
所在地:栃木県那須郡那須町湯本206-959
公式サイト: https://www.laforet.co.jp/nasu/

