気温も高くなり汗のにおいが気になる季節がやってきました。
汗のにおいのケアといえば制汗剤や汗拭きシートなど、汗をかいた後のケアが一般的ですが、汗そのものに焦点を当ててみるのも大切な汗対策の一つです。
今年の夏は、からだの中から汗のにおい対策をしてみませんか?
今回は、からだの内側からのにおい対策について紹介します。
1.忙しくても、においケアは食事で仕込める?

汗はほぼ水でできているため、汗そのものにはほとんどにおいはありません。
汗のにおいは、皮膚の上に生息する常在菌が原因です。
人間の皮膚の上には1平方メートルあたり10万個もの常在菌が存在するといわれています。
この常在菌は皮脂や角質と汗が混答たものを餌としており、分解・酸化される段階で、いわゆる「汗のにおい」が発生します。
そのため、皮脂の分泌や酸化を促進する肉などの動物性タンパク質、乳製品、揚げ物類は、においを強める原因となるため、食べ過ぎには注意が必要です。
汗のにおいは毎日の食事によって左右されるといっても過言ではありません。
忙しいからと毎日出来合いのお惣菜を食べている、外食が増えてつい食べ過ぎてしまうという人はとくに、からだの内側からの汗対策として日々の食事を見直しましょう。
2.食べすぎ翌日のリセットごはん3選

毎日仕事や家事に忙しいと、スーパーやコンビニのお弁当で済ませてしまったり、外食が多くなってしまったりと食生活が乱れて後悔することもありますよね。
けれど、心配はいりません。
翌日の食事に気をつければ、しっかりリセットできますよ。
2-1.朝は白湯+軽めの汁物でスタート
食事が乱れたり食べすぎた日の翌日は、食べ物の消化吸収で胃腸が疲れた状態です。
まずは、白湯を飲んでからだを温めて血液の流れを促進し、内臓をゆっくりと起こしてあげましょう。
朝食には、胃腸に負担がかかりにくい汁物を用意するのが◎。
どんな汁物がいいか悩んでいるなら味噌汁がおすすめです。
味噌に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整える効果もあるため一石二鳥。
具材は植物性タンパク質の豆腐や食物繊維が豊富なわかめなどをチョイスしましょう。
2-2.昼は「たんぱく質+野菜」
豚肉や鶏もも肉などのボリュームのある肉類は、栄養価が高い分、においの原因となる脂質も多く含まれるため、食べすぎた日の翌日は控えるのがベスト。
かわりに、大豆製品、魚、むね肉など、脂肪分の少ないタンパク質を選びましょう。
また、タンパク質を効率よく分解するには野菜と一緒に食べるのがポイント。
野菜には食物繊維が含まれているため、タンパク質を分解してからだの組織やエネルギーに変えるほか、腸内環境を整える効果もあります。
なかでも、ごぼう、キャベツ、セロリなどは、とくに食物繊維が豊富です。
どんな野菜を選ぶか迷ったときはこれらの食材を選んでみましょう。
2-3.夜は具だくさんスープで軽やかに
具だくさんスープは、ヘルシーなのに満足感があるため、食べすぎた日の翌日に最適です。
具材は植物性タンパク質の豆腐、タンパク質の分解を助ける大根やキャベツ、食物繊維が豊富なきのこ類や海藻類がいいでしょう。
そのほか、にんじん、ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜を入れるのもにおい対策に効果的です。
緑黄色野菜には、カロテンやビタミンなど強い抗酸化作用がある成分が多く含まれていることから、皮脂の酸化を抑える効果が期待できます。
3.食事にプラスする体質ケアとして漢方薬も

食事改善が大切だと知っていても、毎日栄養バランスに気をつけた料理を作るのは大変ですよね。
そんなときに頼りになるのが漢方薬。
食事改善とあわせて活用することで、内側からにおい対策をサポートしてくれますよ。
汗のにおい対策には「体内の水分バランスを整えて、過剰な汗を抑える」「においの原因となる老廃物を排出する」「血流の改善により汗腺の働きを回復させる」といった漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
<おすすめの漢方薬>
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
からだの水分バランスを整え、余分な水分を排出し、汗やむくみを解消する漢方薬です。水太り体質の改善にも用いられます。疲れやすく汗をかきやすい人におすすめです。 - 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体内にたまった余分な老廃物を便とともに排出するほか、水分代謝や血流を改善することでむくみ解消などの効果も見込める漢方薬です。食欲旺盛な方の肥満の改善にも用いられます。便秘ぎみでおなかに脂肪がたまりやすい人におすすめです。
漢方薬は体質改善を得意としています。
そのため、継続して飲み続けることで、汗のにおいが気になりにくい体質を目指すことも夢ではありません。
漢方薬の効果を最大限実感するためには、自分の体質にあったものを選ぶことが重要です。
最近は、AIによる体質診断をもとに、専門家がぴったりの漢方薬を選んでくれるサービスもあります。
診察から購入までオンラインで完結するため、場所と時間を選ばず始められるのも嬉しいポイントです。
また、漢方薬は飲むだけでOKなので、忙しい人でも続けやすいのも魅力の一つ。
漢方薬の力を借りながら、からだの内側からにおい対策を始めてみませんか。
4.におい対策は食事から
汗のにおいの根本的な解決を目指すなら、からだの内側からの改善に着目することが大切です。
食べるものを変えれば汗のにおいも変化します。
この機会に、毎日の食事に意識を向けてみるのはいかがでしょうか。
<この記事の監修者>
山形 ゆかり(やまがたゆかり)
あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10143&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=260701
