現代人は、長時間のデスクワークやスマホ操作などによって、知らないうちに猫背になっている人が多いといわれています。
実は猫背は、腸をはじめとする内臓に負担をかけ、不調の原因になることがあります。
この記事では、猫背のデメリットを3つチェックしてみましょう。
呼吸が浅くなる

背中が丸まった状態は、肺に圧力をかけることになります。
その結果、知らないうちに呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が減るんだとか。
それによって全身の代謝が低下して、疲れが取れにくくなったり、集中力が続かなくなったりします。
浅い呼吸は、自律神経のバランスを崩す原因にもなります。
さらに集中力が低下するリスクがあるので注意してくださいね。
内臓の働きの低下

猫背の状態は、肺だけではなくおなか周りの臓器も圧迫します。
腸に内臓の重みがかかると、消化不良や便秘の原因になることもあるんですよ。
また、血行が悪くなると冷えやむくみの原因にもなります。
椅子に座る時は、骨盤を立てる姿勢を意識しましょう。
背もたれを使わずに、まっすぐ座るのがおすすめです。
痛みの慢性化

猫背を放置すると、からだ全体の筋肉のバランスが悪くなります。
それにより、肩や腰の痛みが慢性化することも。
さらに、痛みをごまかすために同じ姿勢を続けると肩こりや頭痛の原因にもなるので、「胸を開く姿勢」を意識しましょう。
すぐに背筋を伸ばした姿勢を維持するのは難しくても、「1日に1度、気付いたときに胸を開いた姿勢で深呼吸する」と意識してください。
徐々に習慣化していくと、心身の安定につながりますよ。
<監修者プロフィール>

山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。
手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。
【今日から腸活】
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