「肩の痛みが続く」「肩がこって腕があがらない」などの悩みがありませんか?
実は、その肩こり、もともとの体質が関係しているかもしれません。
マッサージや湿布だけでは改善しにくい肩こりは、からだの内側の状態に目を向けたケアが大切です。年齢のせい、仕方がないとあきらめていた肩こりも、体質を見直すことで変化が期待できます。
肩こりの原因となる体質タイプを見極めてアプローチできる方法として、漢方薬という選択肢があります。
そこで今回は、「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんにタイプ別の肩こりに役立つ漢方薬について教えてもらいました。
ほぐしてもすぐ戻る肩こり、体質が原因かも

「マッサージに行った後は肩こりが楽になるのに、翌日にはもう元通りになってしまう」
そんな繰り返す肩こりに、つらさやモヤモヤを感じながら過ごしている人も多いでしょう。
肩こりの原因としては、長時間のデスクワークや目の疲れ、運動不足などが挙げられますが、それだけでは説明がつかない肩こりもあります。
実は、もともとの体質として、血流や水分代謝が低下していたり、ストレスや過労により自律神経が乱れたりすることで、肩こりが生じやすくなることがあります。
そのため、一時的にほぐすだけではなく、自分の肩こりがどの体質によるものなのか原因を知り、内側から整えていくことが、肩こりになりにくいからだづくりにつながるのです。
あなたはどのタイプ?肩こりタイプ診断

肩こりは、血行不良タイプ、ストレスタイプ、むくみタイプの3つに分けて考えることができます。
以下のチェックリストを参考に、今の自分に一番当てはまるものが多いタイプを確認してみましょう。
血行不良タイプ
からだの冷えなどによる血行不良が原因で起きる肩こりです。以下のチェックリストに当てはまる人はこのタイプかもしれません。
血行不良タイプのチェックリスト
・肩や背中がガチガチに痛い
・温めると痛みが楽になる
・冷えやのぼせがある
・月経痛が強い
・しみやあざができやすい
血行不良タイプの肩こりは、筋肉がこわばり、痛みを感じやすいのが特徴です。
ストレスタイプ
緊張しやすく無意識に力が入ってしまうタイプです。
ストレスタイプのチェックリスト
・痛みが出たり消えたりする
・肩に力が入りがち
・ストレスがたまると肩こりも悪化しやすい
・イライラや不安を感じやすい
・よく眠れない
ストレスによる自律神経の乱れが肩こりとしてあらわれやすくなります。
むくみタイプ
からだの水分代謝が低下して、余分な水分がたまりやすくなることで起きる肩こりです。
むくみタイプのチェックリスト
・肩が痛いというより重だるい
・肩がこると吐き気がすることもある
・雨の日は体調がすぐれないことが多い
・むくみやすい
・めまいが出やすい
このタイプの人は、低気圧や台風接近など、天候の変化の影響を受けやすい傾向があります。
タイプ別|肩こりにおすすめの漢方薬

漢方薬は、心とからだ全体のバランスを整えて、肩こりになりやすい体質にアプローチすることを得意としています。そのため、繰り返す肩こりに悩まれている人にはとくにおすすめです。
それでは、肩こりのタイプ別によく使われる漢方薬をご紹介します。
血行不良タイプにおすすめの漢方薬:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸は、血流をよくして、必要な酸素や栄養を届けて筋肉の緊張を緩和し、肩こりを改善する漢方薬です。
比較的体力がある人で、冷えや血行不良が関係する肩こりに使われます。
ストレスタイプにおすすめの漢方薬:加味逍遙散(かみしょうようさん)
加味逍遙散は、乱れた自律神経や血流のバランスを整える漢方薬です。
ストレスや女性ホルモンの変動によって起こりやすい、イライラやのぼせ、不眠を伴う肩こりに使われます。
むくみタイプにおすすめの漢方薬:二朮湯(にじゅつとう)
二朮湯は、とくに上半身にたまった余分な水分を取り除き、肩や腕の痛み、重だるさを緩和する漢方薬です。
医薬品として「五十肩」に効果が認められており、肩まわりの動かしにくさや違和感がある場合にも用いられます。
自分に合った漢方薬を見つけるにはプロに相談を

漢方薬は自分の状態や体質に合ってこそ効果があります。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているかを見極めるためには、専門家の力を借りるのが安心です。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
対面では話しにくい悩みもスマホで気軽に相談することができます。
体質に目を向けることが、肩こり改善の近道
肩こりは、根本にある自分の体質を知ることが、改善の第一歩です。原因が違えば、合う対処法も変わってきます。
一時的な対処だけで終わらず、からだの内側に目を向けることが大切です。体質から整える漢方薬を取り入れることで、なかなか治らない肩こりをケアしていきましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10101&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=260203
