1.忙しい朝ほど頭がモヤモヤ。その不調、見過ごしてない?

「メールの文章がなかなかまとまらない」「いつもならすぐ決められることに、やたら時間がかかる」
そんな状態に心当たりはありませんか?
ブレインフォグとは頭に霧がかかったようにぼんやりし、思考力や集中力、記憶力が落ちている状態のこと。寝つきが悪い、なんとなくだるいといった症状をともなうこともあります。
忙しい女性ほど「疲れてるだけだから」とやり過ごしがち。でも実は、その背景には睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの変化、栄養不足など、いろんな要因が関係していると考えられています。
2.頭のコンディションを支える、見直したい栄養素

頭がすっきりしないときは、まず毎日の食事が偏っていないか振り返ってみましょう。とくに意識したいのは、鉄分とビタミンB群です。
鉄分が不足すると、疲れやすくなるだけではなく、思考力や記憶力にまで影響することがあります。
ビタミンB群は、食べたものをからだが利用できるエネルギーへの変換過程を支える栄養素です。また、鉄やビタミンB12が不足すると、頭の働きにも影響が及ぶことがあります。
とはいえ、「この栄養素さえ摂れば頭がすっきりする」というような単純な話ではありません。ブレインフォグには複数の要因が絡んでいるので、特定の栄養素だけに偏らず、主食・主菜・副菜がそろったバランスのいい食事を基本にすることが大切です。
3.いつもの食事にちょい足し。頭をいたわる3つの食習慣

栄養バランスを整えたいと思っても、忙しいなか、手の込んだ料理をするのは大変ですよね。そこでおすすめなのが、「いつもの習慣を少し変える」こと。今日から取り入れやすい3つの食習慣を紹介します。
3-1.デスクに常温の水を置き、こまめに一口ずつ
気づけば朝からほとんど水分をとっていなかった、なんてこと、ありませんか?水分補給は、まとめて一気に飲むよりも、こまめに一口ずつを意識しましょう。
おすすめは、デスクや作業スペースの目につく場所に水を置いておくこと。「メールを1本返したら一口」「会議が終わったら一口」のように、自分なりのタイミングを決めるのもひとつの手。のどが渇いてから慌てて飲むのではなく、仕事の合間に少しずつ補給する習慣をつくってみましょう。
3-2.白米に雑穀やごまをひとふり
「栄養素を摂らないと」と気合を入れて頑張り過ぎてしまうと、続けること自体がストレスになってしまったり、できなかった日に落ち込んでしまったりしがち。
いつも食べているものにちょい足しするのが無理なく続けるコツです。
白米を炊くときに雑穀を混ぜたり、食べる直前にごまをふりかけたりしてみて。
雑穀やごまをくわえることで、ビタミンB群などの栄養素を手軽にプラスできますよ。
3-3.午後のおやつをナッツかドライフルーツに置き換え
午後になると甘いものが欲しくなる人は、おやつを見直してみるのもおすすめ。グミやチョコが習慣になっているなら、ときにはナッツやドライフルーツに置き換えてみましょう。
ナッツやドライフルーツからは、鉄分やビタミンB群などを補えます。小袋タイプをデスクやバッグに常備しておけば、忙しい日でも手が伸びやすくなりますよ。
ただし、栄養素はおやつだけで補おうとせず、あくまで食事全体のバランスを整えるのが基本です。
4.ぼんやりや疲れが続くなら。体質から見直す漢方ケア

食事や睡眠を意識しているのに、頭のぼんやり感や疲れやすさがなかなか抜けないときには、内側から整える漢方薬を取り入れて体質から見直すのも選択肢のひとつです。
ブレインフォグの悩みがある人は、
・血流をよくして脳に酸素や栄養を届け、脳の機能をサポートする
・自律神経のバランスを整えて、ストレスを緩和する
・胃腸機能を整えて、疲れをとる
などの作用がある漢方薬を選びます。
〈おすすめの漢方薬〉
加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラを落ち着かせることで、不眠のほか、精神不安、ほてりに用いられます。のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすい人におすすめです。
人参養栄湯(にんじんようえいとう)
胃腸の働きを高め、栄養をすみずみにいきわたらせ、「気」(エネルギー)と「血(けつ)」(栄養)の両方を補うことで、からだの調子を整えます。体力低下や疲労、倦怠感がある人におすすめです。
同じ「頭がぼんやりする」という悩みでも、疲れやすさや冷え、睡眠の状態など、背景は人それぞれ。無理に自分だけで漢方薬を選ぼうとせず、専門家を頼るのもひとつの方法です。
「どれが自分に合うの?」と悩む時間を減らすことができれば、それだけで気持ちも少し軽くなるはず。漢方に詳しい専門家へ相談するひとつのルートとして、オンラインサービスの「あんしん漢方」を活用してみるのはどうでしょうか。
相談はスマホで完結。個別相談を通して、漢方の専門家が体質や悩みを確認しながら、あなたに合った漢方薬を見極め、自宅への配送までしてくれます。
自分で迷い続けるより、頼れる相手に任せてみることで、毎日のセルフケアも続けやすくなりますよ。
5.無理なく続けるブレインフォグ対策
頭のモヤモヤが気になるときは、まず毎日の食事や水分補給を少し見直すことから。無理なくできる習慣を積み重ねながら、それでも不調が続くときは、漢方も上手に取り入れて体質から整えていきましょう。
山形 ゆかり(やまがたゆかり)
あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10171&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=261021
